2014年にアグリトゥーリズモの伝統料理部門で受賞したという、ここの自慢の「白インゲン豆とチコリエ」。
白インゲン豆のピューレと野生のチコリエ(苦みがある野菜)を混ぜて、カリカリのパンとオリーブオイルをかけた胃袋を鷲づかみにされる一皿。
乾燥豆の戻し方、煮方、混ぜ方まで細かく丁寧に教えていただき、料理に対する情熱を感じます。
ある日は、人参の皮に栄養があるので皮をナイフでこそげるように削ること。
生と炒めた食材を使い比べた味の違い、…
料理のストーリーなど、惜しげもなく教えていただき、「今回は短すぎるわ、次回は最低10日は滞在するべきよ!」と、熱く言ってくれて。
有難いなぁ。
育てている有機野菜と地元の食材を使って手作りする日々、それは沢山教わることがあるはず。
地味で飾り気がないけどしみじみ美味しい、ここでしか味わえない地元の料理。
遠いけど、また来ることになりそうです。
・プーリア風パンツェロッティ・・・モッツァレッラとトマトを詰めた揚げ物。生地に秘密あり
・プーリア風ミネストローネ・・・8種類の季節の野菜と水だけで濃厚な美味しさに
・グラーノとインゲン豆、パンチェッタの煮込み・・・かなり美味しい冬に食べたい1皿
・玉葱のピッツァ・・・炒めた玉葱などのリピエノを生地ではさんでオーブン焼きに。
・5種類のフルーツジャムとクルミのクロスタ・・・ジャムが美味しすぎ!胡桃とのバランス最高
営業後は、朝食の仕込み。
マンマがトルタのバリエーションを色々教えてくれます。
「これは私のおばあちゃんのレシピよ。そしてこれも美味しいからメモして。これを見たら私のこと思い出してくれるでしょう」
なんて言われると、胸がジーンとして、笑顔でいるのが精いっぱいでした。
私の母ぐらいの年齢のマンマ。
次回会うまで元気でいてね!